ども、こうずです。
【琉球戦 スタメン】
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 30, 2020
GK 22小島亨介
DF 2新井直人 3マウロ 5舞行龍ジェームズ 7荻原拓也
MF 17福田晃斗 20島田譲 33高木善朗 10本間至恩
FW 8シルビーニョ 24ロメロフランク https://t.co/Hv8YFwVAYX #albirex pic.twitter.com/oI70rXszK2
試合終了。新潟 1-0 琉球 https://t.co/Hv8YFwVAYX #albirex pic.twitter.com/dD6xXy4c5x
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 30, 2020
スタメンが若干入れ替え。
トップにシルビーニョ。ロメロ、高木、至恩がその後ろ。
これが前半20分まで見事にハマった。
私はかねがね柳下監督時代に極めた「ハイプレスショートカウンター」サッカーをアルビはすべきだ!と言い続けてきたが、それが前半20分まではわりと体現できていたのである。
特筆すべきは先ほど挙げた前線4人。なぜ今までこういうサッカーをしてこなかったのか?
デメリットもある…
ボランチと前線のスペースが空いてしまうと、ハイプレスに失敗した途端にピンチになりかねない
↓
島田と福田が良いバランスでそのスペースを埋めていて1枚剥がされても2枚目がプレスにいけていたのでうまくハマっていた。
体力的に持たない
↓
だから20分までしか機能しなかった
この日は島田の出来が過去一良かったと思う。メリハリの効いたプレーで潰しに行くところをきっちり潰し、リズムを出す場面では落ち着いて判断できていた。
福田の持ち前の運動量も効果的に働いた。
シルビーニョはブラジル人らしからぬ献身性があるのが魅力だ。ちょくちょくコントロールミスをしてチャンスを活かせない場面も散見されるがそれを補って余りあるだけの献身性は特筆すべきものがある。
ハイプレスサッカーにはこういう選手が欠かせないのだ。
以外なのが至恩。ディフェンスが上手でなく、すぐにファールになってしまいがちだった彼だが、身体で当たりに行けるようになったのでファール気味な時もあるが、相手のプレーを止めたり、時にはボール奪取に成功しはじめているのが明るい材料だと思う。彼の持ち味はドリブル突破だが、前線からの守備ができればより重宝される選手になるだろう。
ゴールシーンはロメロの気迫あふれるプレー。
こういう気持ち見せたプレーは気持ちいいですよね。泥臭くても1点は1点。すばらしいプレーでした。
高木の存在が今のチーム所帯で唯一気を吐いていて頼もしい。
彼と至恩が相手ゴール付近でファールをもらえれば、最近流れからなかなか得点ができず、得点力不足まで言われている状況を打破できる兆しは感じる。
J2は気持ちで勝ったチームが勝つとJ1よりも強く感じているが、守備陣の奮闘は賞賛すべきだろう。
特にGK小島の加入は今季のアルビにとって非常に大きい。
レオナルドが抜けて得点力が落ちた半面、小島の加入で失点数が間違いなく減っているはずだ。少なくとも去年で考えれば同じようなピンチの場面で大谷はことごとくゴールを許していた。
去年のチームに小島がいたらプレーオフには出れたのは確実だろう。たらればになってしまうが。それくらい小島の活躍は目覚ましい。毎試合複数得点分のチャンスを止めている。東口と同等と言っても過言ではないくらいの活躍である。
そして新井の存在も試合を増すたびに大きくなっている。マイケルが前半で下がり、彼がCBに入ったがそん色ない働きができていたと思う。
右SBを大本にしてCBはマイケルマウロ新井の三人で交代しながら回せるめどが立ったはずである。
左SBの荻原は最近ではクロスでのチャンスをコンスタントに作れているが、いまだに守備面が課題である。
クロスをあげさせない、身体で止める、そういうプレーができていないところが非常に物足りない。
堀米大本の両SBというのがやはり最適解のような気がする。
そんな堀米は後半から投入されまさかのトップ下に入った。
これは琉球のキーマン対策だとのことだが、案外イケるように感じた。
ハイプレスをする意味では堀米を前線という選択肢もありかもしれない。
そういう意味ではアルベルト監督が後半頭から4人交代して、再度ハイプレスを仕掛けたのは良い判断だったと思う。
しかし、ハイプレスは先ほど書いた通り非常に体力を消耗する。
柳下監督時代、いくらハマっても後半30分以降の失点が多かったのはそういう理由がある。
体力的にきついのだ。集中力も当然下がる。
DFラインから遅攻で組み立てるサッカーがベースのアルベルトサッカーにおいて、ハイプレスは麻薬のようなものだ。うまくいって得点できればいいが、ハマらなかった場合前線はクタクタ、防戦一方になり守備陣も消耗、後半30分以降に失点という精神的なショックという最悪のシナリオは考えておくべきだ。
果たして、今回の琉球戦、どこまで分析できていたのか?琉球という相手を見越してハイプレスを行ったのかはわからないが、少なくとも機能していた最初の20分はハマったのは間違いない。
そして得点に至った最後の一押しはやはり「気持ち」である。
アルベルト監督が「不運」で負け試合の総括をして以来、全く信用できなくなってしまった。一方、DAZN実況で紹介されていたのを聞いたんだがシルビーニョがインタビューで「運もあるが、結局それを引き寄せられる努力をしているかどうかだ」と答えていたのが印象的だった。シルビーニョがキャプテンで本当に良かったと感じている。
上位が若干足踏みしてくれて自動昇格圏との勝ち点差は11に戻った。12がボーダーだと何度も書いてきたが、現実問題、アビスパのように8連勝くらいしないと夢物語である。
上位に順当に負け、下位に苦戦しながら勝っている程度の現状ではまだ希望が持てない。やはり連勝することと、連敗しないことが大事なのである。
しかしアビスパは一気に昇格が現実的になりましたね。
DFの上島がとてもいい選手だと感じています。
セランテスは言わずもがな。
アルビも守備陣の能力は負けていないと思うだけに悔しいと感じますが、とにかく今後の試合、いかに連勝を伸ばせるか?
勝った次の試合で気を抜いてしまう癖が出ないことを願うばかりです。