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アルビレックス新潟の2021-2022年ストーブリーグ、現地点までの成果【albirex】

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普段はYoutubeにて毎日サッカーネタ(主にアルビネタ)を投稿していますが、ブログにておさらいを含めて書いていきたいと思います。

※情報は2022/01/04段階をベースにしています。

 

 

 

◇守備陣、強力に。

舞行龍&千葉の不動のCBコンビは無事契約更新、個人昇格もあり得た右SB藤原も慰留に成功、キャプテン堀米も契約更新ということで、去年の主力だったディフェンスラインは4人全員2022年もアルビで戦ってくれることとなりました。

 

これはかなりポジティブな出来事です。

 

加えて、浦和からオーストラリア代表のトーマスデン選手の獲得報道も出ており、もし実現すれば舞行龍&千葉&デンの3人でCBは回すことができるので、長丁場のJ2リーグにおいて万一のケガや出場停止などでも守備陣のクオリティが落ちないというのは非常に大きいです。

 

もちろん2021年に2番手筆頭として活躍した早川選手、2年目となる遠藤選手も契約更新しており、早川選手は持ち前のクレバーさと空中戦の強さを活かしつつ、凡ミスをいかに減らせるか?

遠藤選手は高校、大学時代にも徐々に這い上がってくるスタイルだったということで期待の2年目となるでしょう。

 

岡本選手の動向が気になりますが、若手の育成と戦力の維持および強化という複数のタスクを同時にこなしながら「勝利」という結果を得るためにチームのかじ取りをしなければなりません。

 

※そんな守備陣の話は既にYoutubeにアップしています。ぜひ!

 

 

 

 

◇アタッカー陣、続々。

横浜FMから期限付きで松田詠太郎選手の加入発表に始まり、浦和から伊藤涼太郎選手の完全移籍加入、そしてイッペイシノヅカ選手が柏から期限付き移籍での加入とアタッカー陣の加入が続々と発表されています。

 

谷口選手、三戸選手、そして高木選手の契約更新もあり、これで本間至恩選手も残るとなるとJ2では屈指のアタッカー陣の顔ぶれと言っていいのではないでしょうか。

 

 

※高木選手更新もYoutubeにてアップしています。ぜひ。

 

 

 

◇松橋派閥、着々。

アルベルト監督からバトンを引き継ぐ松橋力蔵新監督。

長年、マリノスにて育成年代からトップチームまで携わってきた実績があり、ポステコグルー監督とアルベルト監督に従事して攻撃的ポジショナルプレーを現場で学んだ経験は日本人指導者の中では希少な部類に入ると思われます。

 

ユースの監督としては2009年に高円宮杯全日本ユース、2010年にJユースカップ、2013年と2015年には全日本クラブユースなどタイトルを複数獲得している実績があり、勝利にこだわる姿勢もあるでしょう。

 

松橋監督の就任時のコメントから

「来シーズンを戦ううえで、積み上げたスタイルに、勝利に固執する姿勢を加えていきたいと考えています。一緒に戦う選手たちもさまざまな経験を持っているので、選手たちの個の力も引き出しながら、負けは断固として受け入れられない意思で戦っていきます。」

 

やはりリアリスト的な面に期待できそうですね。アルベルト監督はどうしてもスタイルにこだわりが強く、「勝つための」に手詰まりになることが多かったように感じるのでなおさら。

 

 

松田選手とイッペイ選手は松橋監督と横浜時代に関わりがあるいわば「松橋チルドレン」であり、加えて前年の主力の引き留めに現時点ではほぼうまく行っていることから見ても人望もある方だと思われます。

 

また、小倉氏のトップチームコーチ就任。この方もマリノス時代の松橋監督の盟友だと思われます。

 

そして、田中達也氏もコーチに入閣。

選手からのリスペクト絶大な彼が引き続きチームに残ってくれるのはポジティブな要素だと思います。

 

 

◇残るは点取り屋の獲得か?

去年、チーム得点王の谷口の慰留成功は大きく、また鈴木も契約更新。去年はこの2人で13点+9点なので22点。ウタカとルキアン1人分という感じで計算できる。

となると、やはりワントップのポジションでチート級のFWの獲得は熱望したいところである。

決して、外国人とは限らないがJ2で15-20点程度計算できる選手であれば日本人でも構わない(現状そういう選手で未更改の選手が誰か不確かではあるが)のでとにかく点取り屋の獲得はJ1昇格という目標達成に向けてはマストと言っていいだろう。

 

加えて、栃木SCへレンタルになったGK藤田の分のGKの獲得があるのか?

阿部vs小島のポジション争いに、もう一人スタメン級のGKが加わると守備陣は本当に万全となるのだが…

(小島はケガがちなところが不安、阿部はセーブ率に課題があるため)

 

 

そして福田&ゴンサロが抜けたボランチだが高&島田が契約更新となり去年の主力は残るものの強度として新人の吉田とレンタルバックの秋山で果たして強度的に足りるのか?は未知数なところがある。

しかし個人的にはルーキーの吉田陣平選手には大いに期待したい。

全国高校サッカーでは大津高校との九州対決に敗れてしまったが、その技量はゆうに超高校級である。

柴崎岳、イニエスタのような視野の広さと抜群のフィード能力。ドリブルで持ち上がることも可能で、高や島田もうかうかしていられない。

 

※吉田陣平選手に関してもYoutubeにて動画を載せています。ぜひ。

 

 

ただ、高選手を慰留できたのは高木の慰留の次くらいに大きい出来事だと思われる。

アルベルト監督のサッカーはポジショナルプレーをもとに、ボールを保持するポゼッションスタイルのサッカーを志向していたが、ボールを奪われた際の決まり事として…

 

①奪われた前線の選手がまずは即時奪回でプレスをかける

②ダメならポジションを整えたうえで中盤、特に高選手のところでボール奪取にチャレンジする

③それでもダメなら舞行龍&千葉がラインを高くしてスペースを消して奪いきる(=GKの守備範囲の広さも重要)

 

こんな3段構えの守備ブロックを構築するのだが、②の高選手の役割がとても重要である。

確かに①で即時奪回できれば実質ハイプレスショートカウンターの形となり、昨シーズンで見ると本間至恩選手が奪って高木選手とのコンビネーションでゴール、だったり鈴木選手が相手GKのミスを誘ってゴール、などの場面がありましたね。

 

しかし、そこでうまくいかないことの方が多いわけですから②の高選手のボール奪取数次第で最後の砦、舞行龍&千葉の負担の増減にもピンチの数的にも大きく影響します。

 

 

ボールを持っていない相手が点とれるわけが無いという考えもポゼッションサッカーの守備の考えにも当てはまりますが、アルベルト監督の真骨頂はこの3段構えの守備の考えをきちんと落とし込んだことにあると思います。

 

足りなかったのはCB二人のスピードとGKのスーパーセーブの数。これが改善されるとより失点は減るでしょう。

CBスピード問題はトーマスデン加入で解消。GKのセーブ問題は阿部&小島の成長にかけるのか?先ほど触れた通り誰か補強があるのか?というところでしょう。Jリーグで言えば東口、スウォヴィクくらいのセーブ率が望ましいわけです。願望レベルになりますが。

 

 

◇まとめ

現時点での編成はいまだかつてないほどうまく行っているでしょう。

流出も福田のみ(ロメロは契約満了のため)と考えると上出来だと思います。(2020年でも新井、新太、中島、荻原、マウロ、鄭大世などがチームを去ったので)

 

引き続きYoutubeではなるべく早く取り上げていきたいと思いますのでチャンネル登録と高評価をお願いします。

ブログも好調であれば連動させた記事を書いていこうと思います。

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