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アルビレックス新潟、ワースト移籍4選【albirex】

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遺恨を残した移籍4選

 

 

 

1人目…坂本將貴

2007年にジェフ千葉から新潟へ加入。

2007年の新潟はシーズン6位で終える過去最高順位をたたき出したが、CBには永田と千代反田の安定感抜群のコンビに、攻撃ではエジミウソン、矢野、マルシオが君臨。内田と坂本の両サイドバックの攻撃参加も機能して勝利を積み重ねました。

坂本は前年、クラブからの実質戦力外を受けて新潟への移籍を決断。2007年シーズンは34試合すべてに出場。「ここ(新潟)で何かを成し遂げたい」とか、「骨を埋めるつもりでやる」と加入時のコメント通りの活躍を示し、主力選手の一人となっていました。

しかし2008年シーズンにはジェフ千葉に出戻ることに。これが非常に遺恨を残す形になりました。

新潟に骨を埋めるつもりだったはずが1年で出戻り。しかも複数年契約を結んでいたにも関わらず。

ジェフに対するクラブ愛が勝ったのかもしれませんが、ストーブリーグも終わりに近い段階でのジェフ千葉復帰はあまりに新潟に対して後味の悪い辞め方となりました。

新潟サポの中でもおそらく一番の裏切り行為としては坂本の件を上げる方が多いと思われます。

ちなみにこれ、新潟という地方クラブの悩みの一つですが、千葉などの首都圏クラブと新潟では生活環境が異なります。政令市とは言え新潟は地方。そういう面で選手が定着しないということが顕在化した出来事でもありました。

 

 

2人目…大野和成

「このたび、湘南ベルマーレに移籍することになりました。

 ユースから現在に至るまで、大変お世話になりました。

 今シーズン、J2降格という結果に対し、たくさんの皆さんを悲しませてしまったことに対して、非常に申し訳なく思っています。自分自身、キャプテンという立場を任せていただいたにも関わらず、自分のコンディションも整わず、チームに対して十分な貢献をできないまま、シーズンを終えてしまったことに、後悔と責任の重さを痛感しています。

 現在の自分、そして今後の自分について、たくさん考え、悩み、多くの方々に相談もさせていただきました。新潟という故郷、アルビレックス新潟というクラブには、深い愛着や思い入れがありますが、もっと選手として大きくなりたい気持ちが強くなり、この決断をしました。

 サポーターの皆さん、自分に関わっていただいたクラブ関係者の皆さん、本当にありがとうございました」

2017年、クラブがJ2降格となりその年キャプテンを務めていたアカデミー出身の大野選手がJ1湘南に個人残留する際のコメントである。

ぶっちゃけ坂本選手のケース以上に悪いものはないわけですが、アカデミー出身、キャプテンを務めて、前年は一番に契約更新して男気を見せてくれた大野選手が実際にJ2に降格する新潟には着いてきてくれないのかと…残念に感じたサポーターは多いはず。

しかし、プロ選手は特にサッカーは寿命が短いですから。大野選手の考えはとても理解できるものです。むしろ選手としての向上心の大きい選手が育ったとポジティブに捉えてもいいくらいですが、やはりサポ的には育ててもらった愛着あるクラブを絶対にJ1に戻す!という気概の方に期待してしまうものです。

移籍金0円とも言われていることも残念さに拍車がかかっているでしょう。

2023年J1での湘南ホームでの新潟戦、出場試合数のセレモニー中でも新潟サポのブーイングがやまなかったことは賛否両論ありましたがそれだけ新潟サポ的には彼の移籍はショッキングであったことは間違いないでしょう。

 

3人目…松原健

2014年、大分からレンタル加入。

2015年から完全移籍に切り替え。

新潟アカデミー出身の川口と同ポジション。「チーム内のポジション争いに勝つことで、年代別代表でも勝てる」という考えのもと、見事に定位置を確保したが怪我に悩まされた。

2016年まで在籍したが3年のうちシーズン通して稼働したのは2014年のみであった。

怪我から復帰した2016年後半。代表には選ばれず、翌年横浜FMに移籍。

新潟時代の多くをリハビリに費やし、マリノスへ移籍し本人はその後J優勝などを経験するが、松原が抜けた2017年に新潟はJ2降格となる。

これも大野選手同様、上を目指すという意味でとっても理解できるものだが、怪我で稼働できなかった分新潟に恩返ししたいという気概を見せる選手の方がサポは喜ぶというのは間違いないだろう。

彼も0円移籍と言われています。

 

 

4人目…渡邉新太

新潟の育成(ユース)出身。

2017年には強化指定選手としてアルビレックス新潟に登録された。

2018年、流通経済大学経由でアルビレックス新潟に大卒選手として加入。

三浦監督からの鈴木監督に変わったタイミング、J1からJ2に降格したタイミングでの加入となったが1年目から10得点を記録。

ゴリゴリ突破を試みるスタイル、ゴールへの執着心や姿勢はシュート決定力がさほど高くない中でもアルビファンの心を掴んだ。(10得点とはいえチャンスはかなりあった印象があるので)

2019年も37試合出場。主力として定着。

2020年、アルベル監督のもとでも主力として使われていたが7得点を記録したが9月に怪我で離脱。

2021年、大分トリニータへ移籍。J1でプレーする機会を大分からのオファーで得たことは確かに理解できるのでサポ的には難しい心情になるが、やはり新潟育成出身選手で新たなスタイル構築中の新潟にあってJ1への個人昇格はどうしても残念に思ってしまうのではないだろうか。

結局今、大分はJ2、新潟はJ1にいるので選手の選択がその後の選手人生を左右するというのは間違いなくあるとも感じさせられる移籍でした。

また、大分2年目以降は新潟在籍時よりもパフォーマンスを落としているように見えるのもいろいろと考えさせられます。

そして、彼も0円移籍と言われています。

 

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