ども、こうずです。
前節でアビスパ叩いて初の連勝。ここで首位の長崎も叩けば勝ち点差が7に。残り20数試合あることを考えれば、負けて勝ち点差13、引き分けで勝ち点差10のまま、勝って勝ち点差7。
当然負けは許されないとして、引き分けでも首の皮一枚つながる程度、勝てば一気に自動昇格圏が射程圏に…という様相。
首位長崎との天王山で鄭大世ベンチ入りはアツイ!期待高まる!#albirex https://t.co/j10ezEG2ST
— こうず коuzu (@kouzu3) September 2, 2020
そして、期待の鄭大世がベンチ入り。
闘志溢れるプレーで0-2から2-2に後半だけで追いついたのは流石に痺れたw 今のところ見応えで言ったら今シーズンベストマッチ!
— こうず коuzu (@kouzu3) September 2, 2020
そしてGK小島君が4点分はスーパーセーブしてたのデカイ!移籍後初出場でゴール決める鄭大世もすごい!鉄壁の相手GK徳重が弾くしかないシュート決めた至恩偉い!#albirex https://t.co/gWu0V3bh6R
この試合、とても白熱しました。特に後半。
前半はオウンゴールで失点。後半の出だしでも抜け出されて失点。
後半の早いタイミングで0-2というスコアでした。
前半は最初こそ悪くない出だしでしたが、徐々に長崎のペースに。
これは長崎の秋野が自由に配球できるようになってから。ただ、DFラインの真ん中でボールを受けるのでなかなかとりに行けない新潟。ここでうまくプレスがハマらなくて相手のペースになってしまいました。
前線ではイバルボが驚異的なフィジカルでボールを収め、GKの徳重はJ2では屈指のプレーヤーなのでなかなかゴールが割れない。
やはり長崎は手ごわいチームでした。アルベルト監督のインタビューにもあるように2年目で成熟した感があります。
そして、後半スタートから鄭大世投入。
DAZNのマイクが拾うくらいの大声で「挟みにいけ!」と守備陣に檄を飛ばしてました。
これなんですよ、アルビに足りてなかったものは。
おそらく、今までのアルビでここまではっきり言う選手がいなかったので若手選手は一瞬怯んだように感じました。新太、至恩、中島、荻原あたり。
そして2失点目を喫しました。
サッカーで一番危険なスコアは2-0というのはよく聞く話ですが、この試合何が良かったかというと1点返したのが思いのほか早く、それを決めたのが鄭大世ということ。
中島のミドルが得点につながりました。こぼれ球に詰めた鄭大世の泥臭いゴール。
あんなゴールはゴン中山か鄭大世くらいしかできない。とても気持ちが表れた良いゴールでした。DAZN観戦ですがとても興奮しました。
そこからは新潟のペース。
福田はやはりスタミナがあるのでポジション移動が活発でいろんなところでボールを受けようと動くから前目の選手が動くスペースが生まれるし、相手の守備にギャップが生まれる。地味だけどとてもいい働きをしています。
後半スタートで鄭大世に怯んだように見えた若手が、1点返したタイミングで一気に熱量が上がったように感じた。
至恩はゴリゴリいくし、新太もいつもより粘り強さが出ていた。中島は満身創痍なくらいよく顔を出したし、荻原は何度もクロスのチャンスを狙っていた。
荻原は守備に依然課題があるが、身体投げ出したり、突破などでの良さを感じるようになってきた。しかし左足でしかクロスを上げないことが相手に分析されていて、左足で上げるコースを切られた守備をされていたのが気がかり。そうすると毎回内に切れ込んで至恩や新太にパスというパターンしかなかったのが気になる。右足でシュートやクロスが上げれたり、左足でのアーリークロスなどの選択肢があればもっといいのだが…。
鄭大世加入が好影響をもたらしている様子が試合中に手に取るようにわかる感覚に懐かしさを感じた。
余談になるが、私がアルビを好きになったのは99年J2初年度の木澤正徳選手の影響がとても大きい。
喧嘩早い性格でもあったのでカードも多かった(特に仙台の森と乱闘してたのはいい思い出w)が、きーさんが右サイドを駆け上がるたびにわくわくしたものだ。
それを鳴尾やサウロやリカルドが決めるのがとても爽快だった。
能力はあったけどムラがあった瀬戸や鈴木慎吾や鳴尾あたりはきーさんのファイトする姿に触発されてどんどん結果を出していった。そんな99年はJ2初参加で4位。よもや昇格まであったくらいだった。
現水戸監督の秋葉もいたし、セルジオもいたから今思い返してもなかなかいいチームだった。2000年にはJ2に落ちてきた浦和レッズを6-2で勝った試合もこの目でスタジアムで見たりもした。あの頃がなければ私はここまでアルビにハマってなかったのは間違いない。
やはり闘志、サッカーは最終的には相手より勝ちたい気持ちが上回るか?それは球際やプレーに如実に表れる。それはきーさんのプレーで私は学んだし、個人的に好きなアルビのアイデンティティのひとつだと思っている。
鄭大世にきーさんの影を重ねているサポーターはもしかしたら私くらいかもしれないが(もう20年以上前ですからね)今、カウンターサッカーからポゼッションサッカーへ、ベテランから若手主体へ…と転換期を迎えているアルビでもそんな感情が湧いてきたことに嬉しさを感じている。
そして後半ロスタイムに至恩の劇的同点ゴールで試合終了。
その影で小島が少なくとも4点分は相手の決定機を阻止するスーパーセーブをしたことをとても評価したい。やはりGKは大事であると言い続けてきた自分は間違ってなかったとも感じた。何度も取り上げて申し訳ないが大谷だったらこの試合6-0で負けてる。 私はそれくらい昨シーズン、レオナルドという得点王がいながら失点の多さで中位に甘んじたアルビを悔いている。サッカーというスポーツは点を取ることが難しいスポーツなのだから余計に。
今日の引き分けは今までのそれとは中身が全然違います。
— こうず коuzu (@kouzu3) September 2, 2020
後半、鄭大世選手が味方選手に挟んで取れ!とゲキを飛ばしていたのを見て改めていい選手を取ったなぁと。
あそこまでハッキリ闘志見せれるファイターは20年前の木澤正徳選手を見ているようで好きなアルビが帰ってきた気がして感激しました。
思わず是永社長にリプしてしまった。それくらい感激したのだ。この試合。
実際引き分けなので勝ち点差は変わらない。首の皮が一枚つながっただけだ。しかしこの怒涛の後半を見て悲観的になるサポーターはいないのではないか?
次の磐田、その次の千葉はきっちり叩いて連勝しなければいけない試合。どちらも波に乗ってくると怖いチームだけに足踏みしている今のうちに当たれるのはどちらかと言えば運がいい。気持ちを切らさず2試合とも戦ってほしい。