ども、こうずです。
いよいよシーズン開幕まで2週間を切って、否が応でも期待に胸を膨らませる時期がやってきました。
今季のストーブリーグが(ひとまず)終わり、陣容も見えてきました。
絶対強い…。2017年にこのメンバー揃えてたら降格してなかったレベルに期待できそう…。
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年2月1日
あとはアルベルト監督の手腕次第…。#albirex pic.twitter.com/wEJMM1ILPn
個人的には新加入選手の能力は期待値込みでこのスタメンが良いのでは?と思っています。
さて、去年のアルビは複数の課題がありました。
◇GK問題
まずその一つが「GKの強度」問題。
去年、ほとんどの試合に出場したGK大谷は凡ミスが目立ち、J2の中では最低ランクの出来といってもいいほどでした。
DAZNの週間ベストプレーヤー選出云々は評価に値しないと感じています。アルビの守備全体が底上げされたのがマイケル加入後だったので、大谷のプレーの質というよりもマイケルが奮闘したがために守備陣全体の意識が向上し、失点も減ったというのが正しい見方だと感じています。マイケル自体がシュートブロックしたりなどももちろん大きいのですが…。
実際J3+のコラムの順位はJ2のGKランキングを的確に反映していると思う。たとえ最低ランクは言い過ぎまでもトップ10にも入らないのは見るも明らかな出来でした。
それではレオナルドが得点王になってもプレーオフにすらいけないわけです。GKの強度問題はそれくらい深刻だと個人的にはとらえています。
そこで今期の補強。
斜め上の補強だったけど、遂に熱望していた即戦力でかつ代表クラスのGKきた!是永社長始め今冬のうちのフロント上手い!
— こうず коuzu (@kouzu3) 2019年12月29日
阿部君と小島君の若きスター候補生GKスタメン争いでアルビのGK脆弱問題はひとまず解決の見通しが立った…(安堵)#albirex https://t.co/ryGqeFHJ4I pic.twitter.com/m3kWh12ccN
大分から五輪代表の小島君が加入。
これは斜め上の補強だと個人的には感じていますが、GK大谷よりはマシだろうさすがに…とは思っています。
やはりサッカーにおいて守備、特にGKは大きくチームの勝ち点を左右します。
J1で見ればランゲラック(名古屋)やスウォヴィク(仙台)などがコンスタントにハイレベルなパフォーマンスを見せています。直近で言えばゼロックススーパーカップの飯倉(神戸)みたいな「そこまで止める?!」みたいなハイレベルなプレーが無いと負けてしまいます。
小島君の実力は実際にプレーを見ていないので未知数ですが、阿部君も含めて今年は去年よりはGKの競争力がアップするという点で期待しています。
さらにもう1点。GKコーチ問題。
懸念材料の一つだったGKコーチも新任!これでセットプレーの守備が改善されるといいなぁ。#albirex https://t.co/y1WtfHv8av
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年1月9日
不老GKコーチといえば吉田監督時代にセットプレーからの大量失点を招いた張本人。
ジェルソンコーチに戻ってからは多少立て直しましたが昨シーズン途中から現場復帰。さすがに勘弁してくれ…とは思っていましたが、ちゃんと交代してくれました。クラブが適正な補強ポイントを理解しているのがわかったという点でとても評価できます。
新任GKコーチの実力は未知数ですが、不老さんより悪いってことはそうそうないと思うので、そこまで心配していません。
◇FW問題
彼がレオナルドの後釜か!
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年1月7日
FWの強度問題も大丈夫そうだな🥰#albirex https://t.co/zi3BSrN9JA
アルビらしいプレースタイルにマッチしたスペイン人がインドから来るとは🙄#albirex https://t.co/WjmOLbY2b1
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年1月7日
皆さんご存じのとおり、得点王のレオナルドが浦和に行ってしまいました。もう浦和はアルビレックスサンフレッチェ浦和って感じですよね。。。
それは置いといて、ブラジル2部の得点ランキング2位のファビオとスペイン人のマンジーを獲得。
ブラジル2部2位ならファビオにある程度期待できるのではないかと思っているのでレオナルドの後釜もそこまで心配していません。
そもそもシルビーニョ、高木、至恩、新太が残留したので彼らと新加入外国人との連携がカギになるのではないかと思います。それこそアルベルト監督の手腕の見せ所でもあるわけで。。。
◇右サイドバック問題
どんな選手なんだろう?とググったらわりとピンポイントで良さげな補強🙄#albirex https://t.co/0eb5Es71DK pic.twitter.com/fICFqh0okQ
— こうず коuzu (@kouzu3) 2019年12月27日
堀米契約更新はデカイ!#albirex https://t.co/QoOep0u9vG
— こうず коuzu (@kouzu3) 2019年12月26日
2019シーズンのアルビは右サイドバックのスタメンが最後まで固定されませんでした。
そこで白羽の矢が立ったのが大本。
練習試合でも好調をアピールしているようで期待が持てます。
堀米と合わせて両SBはJ2でも屈指といわれる状態なのではないでしょうか。期待しています。
◇ポスト大武
(1/1) 逆にアルビレックス新潟が代役候補として獲得したDF田上大地(柏レイソル)のV・ファーレン長崎時代の2018年の自陣での空中戦勝率は51.9%。J1でワースト11位だった。J2だった2017年も56.4%と低勝率だったことを考えると「DF大武の穴を埋めるのはなかなか難しい。」と考えられる。 pic.twitter.com/Qj29uUveu9
— じじ(サッカーコラム J3 PLUS+) (@J3Plus) 2020年1月4日
大武が磐田へ移籍。代わりに柏から田上が加入。
空中戦勝率で雲泥の差があるということで田上に大武の穴埋めは厳しそうな下馬評。
これはマイケルと新加入のマウロでどこまで補えるか?どちらかがケガをしたら岡本も含めてどうリカバリーするのか。不安が残ります。
#カターレ富山 との練習試合の結果をお知らせ。#シルビーニョ 選手が反撃のゴールを奪いましたが、悔しい敗戦に。
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) 2020年2月8日
📰https://t.co/amP22Hw21d #albirex
🎟️https://t.co/3RsMewBOsW
ハイライトは #モバアルZ で後ほど掲載📲https://t.co/W49eO13LUc#ビッグスワン に行こう🏟️ 👉#albfamily0307👈 pic.twitter.com/8uwXLb3eKH
直近の練習試合ではJ3の富山に1-3で敗戦。
シルビーニョとファビオが出場したのにも関わらずです。
守備陣は田上と大谷が前半出場。その前半に2失点。失点シーンを見ましたが、「GKが止めようと思えば止めれただろう…」という失点。やはり大谷は去年の出来ベースで考えておいた方がよさそう。
一方、後半から出場した小島君も1失点したものの「GKの範疇ではどうしようもない失点」だったのでスタメンは小島君でいってほしい。
おそらく開幕戦のスタメンが大谷だった時点でアルベルト監督にはだいぶ失望してしまうかもしれません。吉原木寺野澤北野東口守田と続いてきた良質なGKのパフォーマンス(吉原も守田も波があったけどw)を見てきただけあって大谷は1999年からアルビを見ている私にとってその出来の低さは嘆きたくなるレベルです。
練習試合の勝敗はそこまで気にしなくてもいいとは思うのですが、きちんと改善できるかどうかが大事だと思っています。
アルベルト監督になり去年と違うポイントは「奪われたら前から取りに行く」ということと「パスをつなぐ」ということ
吉永監督の時代はハイプレスは積極的には行っていませんでした。パスサッカー自体はその土台となるレベル程度の出来にはあったと思います。
ここで懸念されるのでハイプレスを継続する体力と、選手の距離感です。
今年のアルビのキャンプはフィジカルトレーニングではなくボールを使ったトレーニングを最初からはじめたというのはニュースにもなっていました。
柳下監督時代を知っている人ならわかると思いますが、ハイプレスサッカーは必ず後半30分から失点確率が上がります。足が止まるからです。
そこをアルベルト監督は理解しながらチーム作りをしているのか?疑問です。
またハイプレスとも関係しますがパスサッカーにも関連することとして選手の距離感です。
これは鈴木監督時代に選手任せにしたがためにちぐはぐになってしまいまともなサッカーにならず敗戦を重ねたことが思い出されます。
パスをつなぐことではなく点を取るため、相手を崩すためにパスをつなぐということを選手に落とし込むのはそう簡単なことではありません。
また、ハイプレスにおいても1人1人が単独でプレスしてはスペースが生まれてしまい逆にピンチになります。
スタミナと距離感。この2つをどう解決するのかも開幕戦の見どころです。
アルベルト監督は最初から完璧な状態ではなくシーズン序盤で理解度を深めて、後半から常勝するプランを描いているようなインタビューの受け答えをしています。
最初は我慢が続くかもしれないと明言しています。
これはどのレベルで考えているかが気になります。
序盤は引き分けが続く→後半は勝ち試合が続く
のか
序盤は敗戦が多い→後半はイーブン以上の試合になる
これではプレーオフすらいけません。
J1昇格を目標にしているチームとしては物足りなさを感じます。
例えば、2年かけてJ1に上がる。こういうビジョンであれば、今年の選手全員と2年契約以上の複数年契約を結んでいるだとか、そういうバックグラウンドがわかるとフロントの本気度も見えやすいのですが、今年のストーブリーグを見ているとおそらく複数年契約なんか結んでないでしょう。
是永社長は例えばシーズンで8位でも監督解任はしないとカンファレンスでおっしゃっていました。
これは1-7位をうろついていての8位なのか。9-22位をうろついていての8位なのか。それによって見方が大きく変わります。
前者であればチームを早期に完成度を高められたという点でストーブリーグで多少の引き抜きがあってもJ1昇格への期待という点で理解できますが、後者であればようやく後半に形になったわけですから慰留できるのか?という不安がつきまとい、それにもし失敗したら1年の我慢は水の泡となってしまいます。
1年我慢すれば2年目で完成するからJ1昇格が現実的に見えてくる。そんなことは言葉で言うのは簡単です。それに沿うビジョンと、結果の裏付けが信頼をもたらすのです。
過去にも言及していますが、吉田監督で失敗し、三浦監督でさらに失敗し、鈴木監督でも失敗して、片渕吉永でもJ2一桁順位に行けず。
4年連続で失敗しているわけです。
是永社長も2年目。今年からが本領発揮のシーズンと思い、私も期待しているのですが懸念点は現時点でも結構あります。
シーズン前にネガティブなことは言いたくないですし、ポジティブなことよりもネガティブなことの方が確率的にも当たってしまうのが当たり前ではあるのですが、アルベルト監督の手腕がどれほどか?そこの見極めを開幕戦ではしたいと感じています。
またこれも過去に何度も書いていますが、結局J2は球際です。気持ちなんです。相手より上回りたいという気持ちで負けている試合は昨シーズン数多くありました。(だから10位なんですけど)
今年はそういう気持ちで負けるような試合は減ってほしいというのが希望です。