ども、こうずです。
今回は作詞家としての秋元康と指原莉乃を徹底比較!ということで記事にしていきたいと思います。
プロデューサー的な比較はこちらの記事へ…↑
AKB48や乃木坂46など日本を代表するアイドルグループのプロデューサー兼、全楽曲の作詞を手掛ける秋元康と、AKB48およびHKT48として活躍し総選挙連覇などの実績をあげプロデューサーとしても=LOVEや≠MEなどを手掛ける指原莉乃。この2人はいわば師弟関係とも言えるわけですがそこをあえて指原古参(c)そして自称楽曲派(c)の私が比較・解説していこうと思います。
指原莉乃c(@345__chan )のshowroomでお馴染みこうず(c)由来のシーン。ノーカットVer. #345showroom #指原莉乃 #こうず #キモい #やばゆ #着ボイス #手紙62枚 #ホントにキモい pic.twitter.com/gFvXwkoa3f
— こうず коuzu (@kouzu3) 2016年12月13日
↑指原古参(c)関連動画
◆秋元康の良さ
まずは秋元康についてです。
#nowplaying
— こうず коuzu (@kouzu3) 2019年3月22日
夕陽を見ているか? / AKB48
夕陽を見ているか?の、『悲しいことや辛いこともあるさ 楽しいことが勝ち越せばいい』って歌詞が秋元康の歌詞の中で1番好きかもしれない。 pic.twitter.com/JExKsp2Tj0
秋元康の手紙は本当に良かった。作詞家の本気の手紙って感じだった。 #小嶋陽菜卒業公演
— こうず коuzu (@kouzu3) 2017年4月19日
#小嶋陽菜卒業公演
— AKB48@メモリスト (@akb48memo) 2017年4月19日
お手紙:秋元康より (代読:峯岸みなみ)
「君は手がかからないメンバーでした」
セットリスト https://t.co/yd5x3L0uBc pic.twitter.com/wbDAwc12Jd
個人的に好きな歌詞の一つが「夕陽を見ているか?」の歌詞。
これは当時センターだった前田敦子にダブルセンターと言う形で小嶋陽菜を初めて抜擢した楽曲です。
秋元康に限らないかもしれませんが、「勝負楽曲」かそうじゃないかというのは意外とわかりやすいです。
小嶋陽菜をはじめ主要なメンバーの絡む楽曲は比較的良曲(良詞)が多く、それが顕著に表れている1例だと思っています。
実際、小嶋陽菜卒業公演での秋元康からの手紙には作詞家の本気を感じさせるくらいよくできた手紙でした。そういう想いが詞に反映されやすいタイプだと思っています。これはアイドルヲタク的には、そのメンバー(例えばセンターポジションで歌割りの多いメンバー)への感情移入がさらにしやすくなるという点でより刺さるわけです。
莉乃cのソフトクリームキスって曲に今さらながらハマってるんだが、『顔だけ近づけて♫アドレナリン♫』とか『キスをしながらソフトクリーム♫どっちも私の好きなものだし♫』とか秋元康の指原理解度やばゆw(°_°)←
— こうず коuzu (@kouzu3) 2017年2月16日
#nowplaying
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年1月5日
切ないリプライ/指原莉乃
やっぱり秋元康は天才… pic.twitter.com/FlQ9o7DR1k
指原莉乃cについて言えば、「それでも好きだよ」が代表楽曲的存在ですが、それ以外の楽曲にこそ秋元康の指原像的なものが反映されているように個人的には感じます。
特に、ソフトクリームキスはスキャンダル前後の楽曲でもあるので莉乃cの描写としては非常にどんぴしゃなんですよね。。。
最大の特徴として「アイドルにその歌詞を歌わせるの?!」みたいなところが秋元康の代名詞だと思っています。
花音cセンターの『#一瞬のスリル 』聴きました。
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年1月29日
曲調も良いんだけど秋元康節炸裂の歌詞がいい。特に2番の歌詞が好き。アイドルにこういうの歌わせるのが秋元康なんだよ…康最高かよ…🥺となってるし、これは #磯貝花音 cセンター適任だわ…ってなった。パフォーマンス観たいなぁ。 https://t.co/Po49aGoPE9
STU48の最新シングル「無謀な夢は覚めることがない」のカップリングにして3月卒業予定の磯貝花音cの初センター楽曲の「一瞬のスリル」がまさにそれ。
花音cは世間的に見ると元気ハツラツ!ピュア!明るい!みたいなイメージのメンバーなんだが、そんなメンバーに「知らぬ間に落ちているのがロマンスでしょう?」とか「冷静でいたら愛せはしないの」とか歌わせるあたり、それ!それが秋元康なんだよ…!となるんですよねぇ。
男子が妄想する理想の女性像があるとして、そんな女性がこんなこと言ってくれたらしびれちゃうなぁ…みたいな男子の希望が詰まった歌詞が多いという印象。
#nowplaying
— こうず коuzu (@kouzu3) 2020年2月1日
摩天楼の距離/AKB48
ハイパー最高楽曲()なんだが、秋元康2番の歌詞最強説的にも2番の出だしが『朝のターミナルは 運の出し入れ』ってとこでこれはサラッと書けないは…さすが康…🥺となってる。 pic.twitter.com/Dc42VfuSih
また、秋元康の歌詞の真骨頂は「2番」にあるというのもよく耳にします。私も実際そう感じます。
STUはどの曲も2番の歌詞がいいよね
— 沖 侑果 (@okipo_STU48) 2020年1月29日
メンバー内でも話題。
取り上げた摩天楼の距離という楽曲は劇場公演での楽曲であってシングルではないのですがとてもいい曲です。
その2番の歌詞ですが…
朝のターミナルは 人の運の出し入れ
背中丸めて帰る 未来失った者
夢を詰め込んだ トランク一つひきずりながら
手を翳し見上げる
摩天楼まで近すぎるから その高さがわからないよ
届きそうで届かないはしごを探して…
みたいな。
情景が浮かぶのは当然なんですが、このブロードウェイを目指してる「彼女」と劇場公演でステージに立ってる「メンバー」を重ねるとものすごい感情移入できて高まります。
1番ではブロードウェイにあこがれた「女の子」だったのが、2番では挫折した「彼女」になっているところがこの曲において2番の歌詞がより沁みるようになっていると感じます。
◆指原莉乃の良さ
指原莉乃はすぐ落ちサビをつくるし転調する
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2018年9月6日
本人も書いてますが、楽曲的な特徴はまさしくこれ。落ちサビと転調多め。
「ズルいよ ズルいね」
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2019年10月4日
今までだったら同じ切ない系でもこの曲にはしなかったと思います。なぎさの今の声、昔とは違うみんなの表現力があるからこそ完成した曲です!「オール」パートを無くしたことによって更に力がつくんじゃないかなあと楽しみです!幸せにはならないで〜https://t.co/ggfkDn5411 pic.twitter.com/ugZTj20eeZ
=LOVE最新楽曲の「ズルいよズルいね」では歌唱パートの割り振りで曲の世界観を演出したり。
イコラブちゃんのカップリング曲「届いて LOVE YOU♡」が公開されました!本村碧唯先生、素敵な振り付けありがとう😍💗
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2017年11月20日
センターなぎさの口癖「大好き」をテーマにした楽曲です!2番の全員にあるソロパートが聴きどころ☺️https://t.co/YOYt13UlaS
全体歌唱パートよりもソロパート多めの構成を好む傾向あり。
これは秋元康が「男子が思う女子の感情」ベースの歌詞を書くとしたら、指原莉乃は「女子が思う女子の感情」ベースの歌詞を書いているからだと思うのです。
例えばsweetest girlという=LOVEの楽曲の歌詞を一部抜粋すると…
丁寧に淹れよう お高めハーブティー
せっかくの休日は 少し早くグッドモーニング
意識高い系女子!!!
別のところだと…
今日はテラコッタで 可愛くなろう
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%BF
ヲタクでテラコッタの意味パッと出てくる人の方が少ないはず…w
完全に女性目線なんですよ。
もう一つ…
荷物 減らそう
サコッシュくらいが ちょうど 良いんです
価格:8,800円 |
サコッシュって小さ目なショルダーバッグ的なもの。紐付き小型バッグ。
ファッションのトレンドアイテムになっていて近年話題です。
そういう女子の感度高めなフレーズがバンバン出てきたり(sweetest girlがそういう曲なんだけど)するので、秋元康とは明らかに毛色が異なります。
10代20代の女の子の等身大、ちょっと背伸びしたような感情。繊細な思い。女性特有のドロドロした感情なども含めて随所にちりばめられているのが指原莉乃の歌詞の特徴です。
作詞家としての経歴は秋元康とは比べ物にならないくらいまだ浅い莉乃cですが、ズルいよズルいねの歌詞では…
好きはゴール知らずに走る
みたいに、「私の止められない好きの気持ち」を「好きはゴール知らずに走る」と言い換えるなどテクニック的な奥深さも新曲のたびに見せてくれています。
◆総括
それぞれに良さがあって、どちらが良いとか悪いとかをこの記事で言うつもりはありません。
2人がそれぞれどういう毛色なのか?そこがざっくりイメージしてもらえたら幸いです。
ただ、個人的には秋元康の詞が好きなんですよね。
最後に、秋元康が詞を書いた野猿の叫びという楽曲のフレーズを紹介して終わりにします。
偽善者の行列に 俺は並びながら
掌を差し出したら 恵んでくれたよ
奪った弱者のダイヤモンド
弱者のダイヤモンドという言い回しもそうですが、ここぞという場面での倒置法。
じっくり見ていくとこういうテクニック的なところと、フレーズの引き出しの多さが垣間見えます。
これからも私は秋元康の作るものに金をつぎ込むでしょう…w(AKBヲタク13年目…w)