ども、こうずです。
吉永監督が退任されて、代わりにアルベルト監督が就任。
期待するぞ! #albirex https://t.co/71Dy6Ze5e7
— こうず коuzu (@kouzu3) 2019年11月17日
#アルビレックス新潟 の2020シーズンの指揮官に、アルベルト プッチ オルトネダ監督が就任‼️「情熱と尊敬の心を持って、最高のサッカーをすることをお約束します」と、豊富を語っています。
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) 2019年11月17日
詳細はこちら➡️https://t.co/mNoubwV8ep
2020シーズンパス継続更新受付中➡️https://t.co/sgYoS2wBO9 #albirex pic.twitter.com/m8mBwEoe3Y
是永社長肝いりの人事だったので吉永監督をきちんと結果(J1昇格未達)で評価して解任させたことは社長の評価が上がったと個人的には思っています。
難しいタイミングで監督を引き受けてくれたこと、心から感謝しています。目標であるJ1昇格は果たせなかったものの、攻撃的なスタイルを貫いていただきました。指導と与えた責任によって成長した選手も多数。本当にありがとうございました。 https://t.co/xk7C2Q7D26
— 是永大輔 11/16(土)vs大宮 A (@_kore_) 2019年11月17日
バルサ式の育成を目指して、アカデミー世代の充実を図っている新潟において、この起用は軸がぶれていない印象があって悪いとは感じません。
ニュース記事中のコメントでは…
神田強化部長によると「日本をリスペクトし、日本人の俊敏性を高く評価し、理解している。既に新潟のことを分析している」という。
アルベルト氏は新潟の公式サイトに動画で登場し、日本語で「アルビレックス新潟のファミリーになれて、とてもうれしいです。情熱を持って仕事をしてチャレンジしていきたい」とコメントした。
新潟は4年連続シーズン中に監督が交代している。神田強化部長は「これで(監督交代を)止めたい。これからは積み上げができて進化ができるようにしたい」と話した。アルベルト新監督の下で来季こそJ1昇格を果たす。
アルビはシーズン途中での監督交代が続いています。
シーズン前は期待して、裏切られてもう4年です。
吉田監督でダメ、三浦監督でダメ、鈴木監督でダメ、片渕監督でもダメ。
では過去の監督の前評判と結果、その要因を解説していきます。
吉田監督…
柳下監督がハイプレスショートカウンター型からポゼッションサッカーに切り替えて失速。
ポゼッションサッカーを標榜する日本人監督として吉田監督に白羽の矢が立てられました。
育成部門の経験もあり。
結果としては当時のアルビ以上の戦力を有した柏レイソルにおいても中位以下に沈んでしまった手腕ではアルビの戦力では降格争いになってしまうことは必然だったのかもしれません。
また当時はチームへの合流が柏レイソルの天皇杯ベスト4などの影響で遅く、編成にも影響が出てしまったのも不手際があったと感じる。
結果論ですが甲府でも結果を出せなかったので吉田監督のやりたいサッカーは相当選手のレベルが高くなければ実現しないと感じています。
三浦監督…
実績は吉田監督より乏しく、J3の長野パルセイロでの監督経験しかなかった。
レオシルバ、ラファエルシルバの2大エースが抜けた穴があったとはいえ、ポゼッションをあきらめ、守って守ってカウンターというサッカーを展開したが、守備が耐え切れず敗戦を重ねJ2降格。
三浦監督は明らかに実績不足。J1の監督をするには力不足すぎたと感じます。これは強化部の重大な責任問題かと。
鈴木監督…
J2降格初年度。ジュビロの黄金期を指揮した鈴木監督に白羽の矢が立ちましたが、近年は日体大の監督でありJリーグからは遠ざかってました。
その現場勘などもあったのか、当時のジュビロのメンバーが最強すぎたのかは不明ですが、基本的な戦術が明確ではなく主に選手任せのサッカーになってしまいました。
当時のジュビロの選手とアルビの選手を比較するのはかわいそうですが、選手の創造性に任せるには選手にとって荷が重すぎた印象があります。
よもやJ3降格となったものの、J2残留。
片渕監督…
アルビで指導者としてのキャリアをスタートさせた方。毎シーズンの途中登板から正式にシーズン初めからの指揮ということでサポーターは期待していましたが、やはりJでの監督経験がないという点と、守備重視の戦術につき、先に失点すると苦しくなるゲーム展開が多々…。
結果途中解任。
ではアルベルト氏はどうだろうか?
過去失敗した4監督との共通点がJでの経験の無さなんですよね。鈴木監督は実績こそあれど、アルビの監督に就任した当時はしばらくJの現場から離れていたのでそのように区分分けしました。
バルサの育成部門のエースであったこと、ニューヨークシティでのコーチ経験など、日本の監督の日本での実績とは比較しづらい部分があるので、Jのサッカーに順応できれば期待できるのではないだろうか?
しかし失敗する可能性も大いにありうる。Jでの経験がない監督がすぐにJで結果を出すのはなかなかハードルが高い。
最近ではロティーナ監督が東京Vで実績を上げたくらいか。ボステコグルー監督も今でこそ横浜FMを素晴らしいチームにしたが初年度は降格争いに巻き込まれていた。
徳島のロドリゲス監督ももう3年もJ2だ。
千葉のエスナイデル氏、福岡のペッキア氏など結果を出せずに退任した監督の方が目に付く。
アルベルト氏は果たしてロティーナになるのか、ペッキアになるのか?そこが注目だ。
ただ、冒頭でも書いた通り一本きちんと筋が通った人選であるのはむしろ好感が持てる。
今までの解任された4監督での失敗にはもうひとつ共通点がある。ビジョンの不明確さだ。
ポゼッションを目指しあきらめてカウンターに切り替えても結果が出ず、選手任せにしても機能せず、守備を立て直したら点が入らない…。
今のアルビは吉永監督になってから攻撃のバリエーションは増えている。パスをつないで中央突破もできるし、堀米本間の左サイド、新太の右サイドの攻撃もある。そしてエースのレオナルドには決定力がある。
守備もマイケルが加入したおかげでかなり安定している。
今のアルビの補強ポイントは間違いなく不安定なパフォーマンスに終始したGKと、シーズン通してメンバーが固定されなかった右SB、そして高木のペアとなるボランチだろう。
これに移籍選手が出た場合はきちんと補充しなければならない。レオナルドが移籍するならきちんとしたストライカー候補をリストアップしなければならないだろう。
また吉永サッカーの欠点は対策されたときに弱い点にある。キーマンを抑えられると機能不全に陥ってしまう。
あくまでベースはカウンターサッカーだが、攻撃のバリエーションがあるのは昔のアルビと大きく違うところだ。昔はハイプレスで素早くカウンターを仕掛けるのがアルビのサッカーだったが、今は遅攻でも最後まで攻め切る場面が多い。
アルベルト氏が今のアルビをベースにどのようにカジ取りするのかは未知数だ。選手の特徴を生かし、若手を積極的に活用するという触れ込みはあるが、どのようにチームを組み立てるのかは見ものだ。
本間至恩はレギュラーに定着して、堀米との連携もよく、来季も期待できるが、秋山は守備にいまだ難あり。戸嶋がカバーしていなかったら難しい場面がいまだに見受けられる。
岡本もマイケルが加入してから出番が減ったが総合力を上げることは必要だろう。
新井もシーズン後半は出番がなくなったがポテンシャルは相当ある。どのように育てるのか見てみたい。
堀米にレギュラーは譲ったが渡邉泰基もいいものを持っている。
FW矢村もGK阿部も来季新加入だ。どう育てるのかそこも気になる。
アルビの若手は期待が持てる面々がそろっていると思う。
軸となる縦のラインでマイケル高木シルビーニョレオナルドが残って、GKと右SBとボランチが補強できればかなり期待できるのではないだろうか?
毎シーズン期待して裏切られての繰り返しなので来季こそは!である。