大中さんとえのきどさんのアルビ記事は毎度楽しみにしていて読んでいる。
今回の大中さんの記事を読んでも思うが、二人ともアルビ愛の感じられる文章を書くライターさんだ。
今回の記事には本間と大野というアルビ育ちの選手が来季はいないということとアルビらしさについてが書かれている(かなり要約)
この「アルビらしさ」ってやはりあたくしもハイプレス指向のサッカーだと思う。
前からガンガンボールを奪って行ってワンチャンスをものにする。
これこそが新潟のサッカーだと思う。
もちろんそのためには全選手が走りに走って、相手チームに走り負けしないことや、守備の粘り強さも肝心になってくる。どんなにスタミナがあっても足りない場合がある戦術である。
だからこそ良い時のアルビ(柳下監督2年目のシーズン)でも後半30分過ぎに失点して引き分けとかの試合もあったんだから2017年シーズンの低迷は説明に及ばないはずだ。というか吉田監督以降ずっと低迷している。
結局ポゼッションサッカーを取り入れたくて吉田監督にしたものの、ハイプレス指向の時の走力がそぎ落とされ、相手に脅威を与えていた前線からのプレッシャーがなくなりレオシルバが中盤でボールを刈り取るだけの、それ頼みのサッカーになってしまったのはレオが抜けた2017年シーズン顕著に結果に表れた。
三浦監督は守って守ってカウンター。というかドン引きサッカーをしてホニに縦パスするだけの単調なサッカーをするまでにアルビは落ちぶれてしまったと思う。
しかし2018年シーズンは磐田の黄金期の監督である鈴木監督が指揮をとる。
今まであたくしは永井監督時代のJ2初年度からアルビを見てきたが、一番実績のある監督がきてくれたと思っている。
もちろん期待しかない。
編成に関しても現状、前任者よりも木村新強化部長の手腕は一定の評価をしていいと思っている。
ベンチ以下の選手をこタイミングで一掃し、J2降格にも関わらずセンターラインの要所となる選手は慰留に成功している。(河田小川磯村大谷)
コーチ陣もやっと発表があり懸念だった不老GKコーチがトップチームから離れてジェルソンが戻ってきてくれた。これはかなり大きい。
鈴木監督は磐田時代にNボックスというフォーメーションを取り入れたことで有名であるが、これはまさしく一人でもさぼったり、ボールの奪いどころでズレが生じると機能しなくなる高度なシステムだと覚えている。
まさしくアルビの本来の走力とハイプレスはこの鈴木監督のスタイルの原型となりうるのではないか?
実際に今年のアルビでどういうシステムと選手を起用するかはわからないが、やはり走り負けない部分はアイデンティティとして変わらないのではないか?
吉田監督以降のアルビでは失望し続けてきた分、今年は例年以上に期待が大きいし、J1昇格はできると思っている。