アイドルの恋愛禁止はするべきかするべきでないか論について
Youtubeのショートでそんな話題の動画が流れてきて、恋愛禁止にするべきとする村重が押され気味だったのできちんと論理的に私が説明したいと思って深夜にツイッターでアンケートを実施…
アイドルは恋愛禁止に…
— こうず коuzu (@kouzu3) March 21, 2023
アイドルヲタクの楽しさが一般人には…
— こうず коuzu (@kouzu3) March 21, 2023
この結果を受けて既に動画では解説しています。(毎日アイドルの話題を投稿中です。チャンネル登録とコメントお待ちしてます。)
アイドルは恋愛禁止にするべきかどうか。
恋愛禁止にするべきではない側の意見としてはアイドルとファンも表現者とファンであるならば、疑似恋愛要素は必要ないのではないか?
付き合えたりするわけでも無いのに高いお金を払って握手会に行くとかなんの意味があるのか?搾取しているだけなのでは?
そんな意見でアイドルの恋愛禁止賛成派を取り崩そうとしてきているのを見ました。
大きく前提として考えておきたいのは恋愛禁止のルールがあるかどうかと、実際にそれを守るかどうか、バレるかバレないかはまた別の話であるということ。
その前提の上でアイドルという職業である以上、特定の誰かと恋仲であることが発覚するのは不利であるということが原点にあります。
それを踏まえてさっきの論法を切り崩していくと…
まず「表現者」と「ファン」であるということを肯定するのであれば、例えば「ミュージシャン」と「ファン」も「表現者」と「ファン」という関係性になりますよね。これは「ミュージシャン」以外でも「役者」「芸人」と「ファン」とかもあり得るかもしれません。
今回はわかりやすく「ミュージシャン」と「ファン」。「アイドル」と「ファン」を「表現者」と「ファン」に置き換えて論を進めていきます。
ミュージシャンのファンは一体ミュージシャンのどこに魅力を感じファンになるでしょうか?
そのミュージシャンの創作する音楽、楽曲、奏でる演奏、音色、歌う時の歌声、ライブパフォーマンスとかもあるでしょうか。
そういうお気に入りのミュージシャンに対して上記の要素を中心としてファンになるはずです。
ファンはそんなお気に入りのミュージシャンの楽曲を聴いたりライブで見たりしてハッピーになるわけです。だからファンになるわけです。
ではアイドルのファンは一体アイドルのどこに魅力を感じファンになるでしょうか?
アイドルのビジュアル、ダンス、歌、SNSの投稿内容、キャラクター…そんなところでしょうか。
アイドルは握手会などで直接ファンと触れ合う機会も魅力を感じられる機会として設けられています。握手対応がいいメンバーはそれでファンを掴むこともあるでしょう。
ファンは可愛くて気になったアイドルに直接会いに行って、握手会などで良い対応をされたらもっとファンになりますよね。
そういう「良い対応」の中に「疑似恋愛要素」も含まれることがあるわけです。
そうして好きなミュージシャンの曲を聴いて元気になったりハッピーになったりするのと同様の理屈で、好きなアイドルにこの前こう言われたから頑張ろうとか、次握手会で会えるからそれまで頑張ろうとか、元気になったりハッピーになったりしているわけです。
となると、アイドルの「疑似恋愛要素」を否定するということはミュージシャンから楽器やマイクを取り上げているのと同じことになるわけです。
「表現者」と「ファン」という関係の中でも、ファンに好きになってもらうための武器が異なるわけですから上記の理屈が成り立つわけです。
そうなると疑似恋愛要素は必要だよね、だってミュージシャンが楽器持たせてもらえなかったら何も表現できないしファンを幸せにできないじゃないですか。ということが言えるわけです。
さらに、付き合えるわけでもないのに高い金払って云々ということについても「疑似」なわけですから、アイドルという職業柄複数のファンに対してアイドル1人です。そんなのファンだってわかってます。
私しか●●ミュージシャンの新曲が聞けないようにしたい!と思うミュージシャンのファンっていたとしても相当マイノリティですよね。だから本当に付き合えるかどうかとか、それに対するコストが高いかどうかはファン自らがジャッジする領域なので外野がいちいち何か言うこと自体がナンセンスですよね。
搾取しているかどうかというのもそもそも慈善事業ではなくビジネスとしていれば握手券を買うためにCDを買うのも、好きなミュージシャンの曲を聞きたくてCDを買うのも消費行動というくくりで見たら同様です。お金の使い方の違いに偏った見方の正義を振りかざしても主観的でしかなく理論的ではありません。
これで一通り、アイドルは恋愛禁止にするべきではない派の意見は覆せたと思うのですがどうでしょうか?
ぜひ動画の方にコメントいただければ参考にさせていただきます。
あとは、繰り返しになりますが恋愛禁止をルール化したとしてもそれを守るか守らないか、それは実態としては難しい部分もあります。
彼氏作っちゃうアイドルももちろんいますし、それがバレないメンバーもバレちゃうメンバーもいます。
ただ、他の動画でも触れているのですがアイドルにとっての男バレスキャンダルは職業としてのアイドル業に大きな支障をきたします。
指原莉乃さんも自らプロデュースするアイドルグループには恋愛禁止ルールは無いと明言していますが、「自己責任で」と言っています。この「自己責任」というのは自らの人気に跳ね返ってくることをわかっているからそのように言っていると推察できます。
要はアイドルにとって恋愛発覚が致命傷であることを知っているということです。
人気を気にしないのであれば恋愛も好きにすればいい、でもアイドルは人気商売なので実質それは難しい。これが現実です。
ニュアンスだけでも伝わればいいなぁ。