岡田奈々さんのスキャンダルは最近あったアイドルスキャンダルの中ではでかめな話題でした。
本人の過去の発言との矛盾だったり、騒動後の対応の不手際などもあり、求心力はさらに低下、結局本人は卒業という決断に至りました。
グループ卒業に関してはやはりアイドルという職業柄、スキャンダルが出てしまっては致し方ない部分もあります。
指原、峯岸などのパターンであっても左遷や禊があったわけですし、そもそも岡田奈々さんとは状況も違います。
当時の指原さんで言えばまだまだ人気絶頂ではなく、沸々と人気が出始めてきたころでした。
本人としては辞めてもしょうがないと思っていたところを秋元康からHKTへ行ってみないかということで実質左遷を受け入れる形に。
しかしながら、きっかけはどうあれ、結果的にHKTのシンボル的な存在としてグループを引っ張っていき、功労者的な立ち位置にもなりましたし多くのチルドレンも生みました。矢吹奈子cもその一人ですよね。
岡田奈々さんに関しては真摯なキャラクターと歌唱力などのパフォーマンススキル、舞台での主演などマルチな才能がありながらファンの好感度を維持し、シングル曲のセンターも複数回経験しました。
NMB須藤が結婚発表をした際にはそれに対して批判する発言が、巡り巡って今自分に帰ってきてしまうわけですが、「さすがなーちゃん」という風潮を後押しに得るくらいに彼女のキャラクターは確立されていました。
実際に、メディア出演などの外部仕事であってもその仕事の大小で告知したりしなかったりなど差をつけることなく、どんな仕事でも積極的に告知したりと人間的にも仕事上では非常に信頼されていたのではないでしょうか。
黄金期を築き上げたメンバーが卒業して行って、次世代と言われ続けていた彼女がいつしかグループの中心になっていきました。
運営本体もNGT事件などを経て、各支店ごとに再編され、DHが運営してからはメンバーである彼女の方が古株という立ち位置になっていったでしょう。
ゆうなぁもぎおんが幅を利かせてきた時期と被ります。
グループ内での頂点に君臨していた彼女に突如として文春砲がありました。
ファンからしたらショックな出来事ですし、グループ的にも握手券の売り上げ1位だったり稼ぎ頭であったわけですから、そんなメンバーの商品価値の毀損ということでダメージを受けたはずです。
総監督の向井地メンバーが彼女を擁護するような動きをしたことでかえって炎上。鈴木優香やその後の服部有菜のスキャンダルではだんまりだった総監督が“仲良し”の岡田奈々の時だけ触れたのも、運営よりも声が大きい内部的な立ち位置を証明しているようなものであり、一方でファン側からしたらグループの総監督なのに特定のメンバーだけえこひいきするような映り方をしたはずで向井地メンバーも評価を下げました。
在籍期間も長くなってきた中で、スキャンダルを跳ね返して再起するほどのモチベはもう無かったのでしょう、はたから見てもそれは無謀でもあります。だから結果的には卒業以外の選択肢は無いのですが、指原は左遷されても残ったのに岡田は卒業したというのはここまで記してきたようにそもそものスキャンダル発生時点でのポジションが大きく異なるということが大きいです。
岡田メンバーがまだ3-4年目の中堅的な立ち位置だったら結果は違ったかもしれませんが、当時と今ではグループの勢いも異なるのでそこも断言はできません。
スキャンダル発覚前から組まれていたソロコンサートツアー。
チケット代は7777円。
スキャンダル後は売り上げは伸びなかったのでしょう。初日の福岡ドラムロゴスでは報道では500人と言われてますが、多少盛られていたとしたら300人程度だったかもしれません。
キャパ1000人の会場で半分以下しか埋まらないというのはさすがに想定外だったはずですが、それだけスキャンダルの影響は軽視できなかったということでもあるはずです。
数多、既に動画でアップしていますのでそちらもご覧いただければと。毎日投稿してますのでチャンネル登録もぜひ。
48グループゆかりの地へツアーで回るということですが今後も苦戦はするのではないでしょうか。
一方で卒業公演が4月2日と発表され、いつ卒業するかは明確になりました。
4月1日には地元神奈川でソロコンサートも開かれるということでスキャンダルが発覚してその影響が残った中でのこの処遇はかなりの好待遇でもあると思われます。
スキャンダルに関する私の意見は基本的には「ファンが悲しむことは良くないよね」のスタンスなので、やはり善悪で言えば悪です。
今まで積み上げてきたものが一瞬で吹き飛ぶのも致し方なしです。
やはり10秒話すのに1000円かかる(1時間換算36万円)高単価なアイドルという存在において、スキャンダルは大きくその価値を毀損しますし、活動に支障が出るものです。
そんなことを改めて感じました。