なぜパフォーマンス重視っぽい風潮が出始めているのか?
これは今に始まったことではなくて、メンバーそれぞれの考え方の問題だと思うんですよね。
奈子cのインタビューで触れられてるように…
矢吹がここまで言い切れるのは「日本と韓国の両方でのパフォーマンス経験を積めたから」。特に韓国での挑戦を決めた時のことを思い返し、自身のアイドルとしてのパフォーマンスや魅せ方のギャップに煮え切らない思いがあったという。
「韓国に行く前の私は、正直アイドルとして伸び悩んでいました。歌やダンスを頑張っている私をファンの人には好きになってもらいたいと思っていましたが、上位に行くためにはそれ以外の握手会での対応なども重視されます。もちろん全力でそれらをやるのですが、(アイドルの根幹である)歌とダンスを頑張っても意味ないのでは…と感じてしまっていた時期もありましたし、本当の自分を評価してもらえていない悔しさを感じていました」
歌とダンスを頑張っても意味ないのでは…というのを歌とダンスを頑張れば人気が出るという認識に近いのかなと。
AKBを含めた48グループは握手会とほぼ毎日行っている劇場公演で「会いに行けるアイドル」がコンセプト。歌とダンスがバキバキに踊れることよりも親近感のあるメンバーが徐々にパフォーマンスが向上していく、成長している様子に伴走することが楽しいと感じるファンが多いはずで、とにかくがむしゃらに歌とダンスを頑張って難しい曲ができるということは決して優先順位が一番ではないということに気づいていないメンバーが多いのかもしれない。
アイドルになりたくてアイドルになったメンバーはそこが強い。ダンスは未経験でもヲタクに興味があるので握手対応が良いことが多い。そうなると自分に興味を持ってくれるファンがいる中でパフォーマンスが上がっていく様子を見せられるのでコア層に転換させやすく、離れないファンを作りやすい。
一方で、そういうファン対応に傾倒しすぎることに悩むメンバーもいるだろう。奈子cみたいにパフォーマンスで評価される世界に自ら飛び込んでアイズワンとして活動できたパターンは稀で、実際は自グループにいながらもがくことになる。
運営もそこは把握していて、ヲタク置き去りの「最高難度ダンス曲」みたいな曲をたまにシングルで使ってきたりする。
根も葉もRumorもそうだし、続く、元カレですもそうでしょう。元カレですのダンス二番煎じから一転、久しぶりのリップグロスでアイドル調にもどして、どうしても君が好きだで折衷案っぽい楽曲に戻り…みたいなのが最近のAKB。
アイドルなんかじゃなかったらで王道に戻り小栗センターにしたのが個人的には正解な気がする。。
過去のダンス曲でいえば
NO WAY MAN
UZA
Beginnerあたりかな。
これらはメンバーのパフォーマンス欲へのガス抜きだと思ってます。
続きは動画にて