ども、こうずです。
NGTの事件がまたワイドショーをにぎわせていますね。
実際、私はNGTをメインで応援しているファンでは無いので3月いっぱい劇場が休館日であったり、握手会に監視カメラがあったところでそもそもあまり行かない分、NGTをメインで応援している方に比べればある意味そこまで身をもって感じることは多くはないはずなのですが、今回は「アイドルの恋愛禁止」について書いてみようと思います。
<NGT事件については別記事にまとめてますのでそちらをご覧ください>
なぜ、恋愛禁止について書こうかと思ったかを説明すると、今回の事件の中で「ファンとのつながり」「私的領域での交流」「恋愛禁止違反」みたいなキーワードがところどころ出てきます。暴行事件が起こった背景の中で。
そこでなぜアイドルは恋愛禁止と言われているのか? きちんと再確認するような記事が一個も見当たらなかったので書いてみようと思いました。
「アイドルの恋愛禁止」
これって、ぶっちゃけAKBの初期と言うか、ブレイク前後あたりにメンバーへの雑誌とかの質問とかで答えていたのを覚えているんですが「秋元先生からは片想いは良い、むしろどんどんしなさいと言われています」なんて回答があった記憶があります。
つまり片想いは良い=両思いはダメということでしょう。
片想いをどんどんしなさいという背景には、そういう感情が芝居だとかの仕事をする上で役に立つということなんだと素人なりに推測します。
記憶が合っているか不安だったので少しググりましたw
やっぱりメンバーの発言としても残ってますよね。
しかし、最近ではそもそも恋愛禁止のルールは無いという風に公表されていたりもします。秋元康は片想いは良いってメンバーに言ったと聞いたことがあるんですが、記憶違いでしょうか。ご本人は否定されてるようですね。直近のインタビューでは。
でもやはり記憶が正しいような気もこれを見ると…wいろいろググったら出てきますので興味のある方はぜひ検索してみてくださいw
48Gではないですが、指原莉乃cがプロデュースしている=LOVEは恋愛禁止ルールが無いことを明言しています。
まぁ、最近は「恋愛禁止ルールはありません、したければ自己責任で」という風潮なのでしょうか。
この「自己責任で」というところが肝心ですよね。
この日刊スポーツさんの記事には私がインタビューに答えた内容が載っています。
莉乃cに関してはスキャンダルが起こってHKTに半ば左遷のような形で移籍をし、それから総選挙1位などというシンデレラストーリー(c)の持ち主であるので(こういう書き方するとめっちゃ莉乃c嫌いそうw)すが、このケースはかなり特別かなぁと個人的には思っています。
むしろ莉乃cのポテンシャルの高さがタイミングよく開花する環境にいれたことが大きいような、いろんな要素が噛みあって今があるような気がします。
しかし、このインタビューで答えているように莉乃cの初期のファンはいわゆる「ガチ恋」と言われているファンが大多数を占めており、スキャンダルを機にほぼ一掃されました。
その後彼女についたファンは「ガチ恋」というよりも「頑張れ莉乃ちゃん!」みたいな、「色恋アイドル」と言うより「マラソンのQちゃん(高橋尚子選手)」みたいな感覚で応援するファンが増えたような印象があります。そもそも私はあまり推し被りに知り合いが多いわけじゃないので、あくまで個人的な感覚をなるべくわかりやすく例えると…という感じですが。
だからこそ莉乃cの例は特別なのです、全部のアイドルがスキャンダルから立ち直れるわけではありません。
ではなぜアイドルの恋愛禁止、スキャンダル発覚はご法度なのでしょうか?
それはアイドル、ことAKBグループで言えば距離の近い劇場公演や握手会などでファンと積極的に交流できる「会いに行けるアイドル」というコンセプトで活動しています。
会いに行きたいときに会いに行ける、都合のいい仮想彼女みたいな商法というのがしっくり来るでしょうか。
アイドルで疑似恋愛を楽しんでいる層にとって、このAKBグループの接触の形はとても絶妙なのです。(地下アイドルとかだともっと近いですが)
会いたいときに会いに行けて、もちろんファンとアイドルと言う関係ですからどんだけ好きだと言おうとリアルと違って否定されることはありません。
だからもっと話そう、そのためにはもっとCDを買って握手券を集めよう!となるわけです。(AKBのCDの連続ミリオン記録は継続中ですし)
もちろん、僕は(私は)アイドルに疑似恋愛なんて感情を持っていない!真剣に応援しているんだ!と否定する方も中にはいると思います。アイドルと接するスタイルは人それぞれですが、基本的にアイドルヲタクというものはそういう感情をどこかでもっているはずです。もしくは持っている方がマジョリティではあるはずです。
その感情がさらに高まってくると、自分がその娘にとっての特別な存在でありたい(例えば現場に全部行くとか、プレゼントたくさん渡すとか)、1番でありたい(それこそ握手券でたくさんまとめ出しするとか)、自分の推しメンが一番だと証明したい(総選挙で大量投票する等)とかいろんなニーズにAKBグループのシステムは答えられちゃうんですよね。
(その中で、1枚1000円のCDを買って10秒しか握手できない(ハイパー高単価ビジネス!!!)なら自宅へ押しかけて話そうという一部のファンが出てくるのも事実です※まさしく今回のNGT事件で明るみになりましたが)
そこまで情熱を注いだあなたの「推しメン」に突然スキャンダルが発覚して実は恋愛していたと知ったらどうするでしょうか?
ショックを受けますよね。もちろん。
みんな平等な握手会だったりのルールの中でしか話せないファンとは違い、彼氏は話したい放題です。もちろんそれ以外にもやりたい放題ですよね。
たくさんの情熱と時間とお金と労力をつぎ込んだ「推しメン」がよくわからない誰かと密かにデキていたらそのモチベーションは一気に落ちてしまうのは誰でもわかります。
しかしアイドルがこのような情熱的なファンによって支えられているのも事実です。
つまりファンが離れてしまう→人気が落ちる→活動継続に…?
という負の連鎖が始まります。
だから恋愛はご法度なのです。恋愛禁止ルール違反はそのようなリスクがあるのです。自己責任とはそういうことを指しているわけです。
そのような状況から盛り返して人気を取り戻すのはとても大変です。なので莉乃cのケースは特別だと最初に書きました。
この単純なロジックに触れている記事を目にすることが無かったので自分で書いてみました。
NGTの件と絡めて書くならば…
真面目にアイドルをしている=恋愛禁止を守って、ファンみんなのアイドルとして活動している
不真面目にアイドルをしている=恋愛禁止を破って、ファンには表向き真面目なアイドルを装って対応しているが、裏ではやりたい放題
こういう対比になると思います。真面目不真面目の定義はこれだけだとは思いませんが、ここではそれ以上は書きません。
はたして12人にファンとのつながりがあったと指摘をされたNGT48がどうやってファンからの信頼を回復させていくのかはとても注目しています。
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