スタメン
GK
1 大谷 幸輝
DF
8 小泉 慶
27 堀米 悠斗
50 富澤 清太郎
44 大武 峻
MF
6 磯村 亮太
9 山崎 亮平
13 加藤 大
40 小川 佳純
7 ホニ
FW
11 ドウグラス タンキ
【こうずのチーム採点・寸評】
新潟5
良かった点から…
チアゴが規律違反をして小川がスタメン。その小川が良かった。
献身的に動くし、何より感じたのが加藤やホニよりもプレースキックの質が良かった点だと思う。
山崎の仕掛けはやはり効いている。最後のフィニッシュやパスの精度がもっと良ければいいのだが…。
大武磯村小川の縦のラインが非常に安定感があった。3人とも途中加入の選手というのがなんとも皮肉だが…。
大野もミスがあったが本格的に戻ってきてくれたら選手層という意味でだいぶ改善される。
個人的には加藤のポジションを小泉、右SBに矢野というパターンのほかに大野が計算できればCBを大野大武にしてボランチを富澤磯村というプランもできる。それは大きい。
ホニはシンプルに仕掛けさせていくのが良いのかもしれない。特に下位チーム相手であれば。
大谷が何度かセーブしていた。このようにアルビはGKがスーパーセーブしないとまともな点差で戦えない。
何度も書いているが小泉の攻撃参加は良いアクセントになっている。これにもっと連動性があればいいのだが。
悪かった点…
ホニと河田の交代策をはじめ、監督の采配、選手交代は今回も満足いくものではなかった。
相手の左サイドはイエローをもらっていてホニの仕掛けが効いていた(DAZN解説の梅山氏も言っていたが)のにホニを交代するのは試合を読めていないのかな?と感じてしまった。
そもそもどういうサッカーを目指しているのかブレていないか?と思ってしまった。
選手ありきで戦術を変えると捉えればなんのことは無いのだが、たとえば守備に関して今回の試合では相手のCKやクロスに対して相手に先に触られていたのが気になった。(もちろん身体を寄せている場面もあったが)
守備の決まりごとがまだ不安定なんじゃないか?と感じた。
大谷のセーブ等で目立ってないかもしれないが、守備組織の構築というよりは個々の踏ん張りという面が大きいと感じた。
特に大武、磯村、堀米あたりはよく1対1でも最後まで足を出すとかやっていたように思うが、だれがプレスに行ったら誰がリカバリーするとかの決まり事や、セットプレーでのマークの受け渡しはまだまだほころびがあるように感じる。
攻めに関しても、とりあえずタンキ、とりあえずホニというのは100歩譲っていいとしてもそこからのアイデアが選手任せすぎないだろうか?
今回は小川のアイデアでサッカーらしくなっていたが、裏を返せば、今までチアゴが孤立したり孤軍奮闘しているように見えていたのもそのようなチームの攻撃の方向性が共有できていなかったんじゃないかと感じてしまう。
特に選手間の連係ミスでボールを失う場面がいくつか見られたところからもそのように感じた。
徹底してサイド攻撃をするのか?パスを回して中央突破するのか?タンキに当てて2人目3人目が連動するのか?ホニの仕掛けにニアとファーで必ず待つのか?そのような決まり事、戦術というものがはっきりとは無いのかな?と感じた。
カウンターをするならそのようなものに適した配置と決まり事を共有するべきじゃないかと思う。
大武がロングスローをしたときにそれは確信に変わった。
なんとなくホニ、なんとなくタンキ、なんとなく山崎というサッカー。チアゴがいないからロングスローもとりあえず大武。矢野がいないのに誰に合わせるのか?タンキ?富山?富澤?
なんとなくサッカーを惰性でしているように感じる。
選手個々でアイデアを出して頑張っている選手もいるが、かえってそのせいで監督のやっているサッカーの骨組みがあるように見えてしまっているのが問題だと思う。
ロペス監督の人間性は何も問題ないが、監督としての資質、采配はJ1で断トツ最下位のチームを引きあげるほどのものではないように感じる。
フロントの責任問題は兼ねてから書いている通り。私の考えは変わってません。むしろチーム全体としての方向性、指針に関しても疑問を感じてしまったのは残念なところ。