α9を買って1週間で手放した理由…
今まで使っていたCanonの1DX2を下取りに出して、α9に買い替えてから1週間使用して手放しました。
現在はCanonの7D2とPanasonicのGH4の2台使いをしています。
ではなぜ、たったの1週間でソニーが誇るフラッグシップ機のα9を手放してしまったのか?解説していきたいと思います。
まず、私の基本的な使用用途としては人物の動体撮影がメインになります。
場合によってはかなり遠距離から撮らなければならない場合もあります。
そこででてきたのが①「望遠の足りなさ」でした。
今回買ったレンズが70-300㎜だったので十分かと思っていたのですが、7D2に150-600のテレ端で撮らなければならない場面が増えてきました。フルサイズ換算960㎜ですね。
ソニーはレンズが非常に他メーカーと比較して高価な傾向があり、また、純正の望遠レンズも500mm/f4という500㎜止まりであること。
これはシステムを組む上でかなりのハードルになってきます。
次に、私はSNSにアップするときの速報性も大事にしています。
なので基本的にカメラのボディ内現像をしたものをWi-Fiでスマホへ飛ばして、そのままアップするという手法をスタンダートで取り組んでいるのですが(※この速報のやり方については別に記事を書こうと思ってます)、②ソニーのカメラはボディ内現像機能が搭載されておりません。
これは迂闊にも私は買ってから知ったので、完全なリサーチ不足ではあるのですが、ボディ内現像が無いとどのようにすればいいのかも試行錯誤した結果、画像データをWi-Fiでスマホへ飛ばす→スマホ内のアプリで露出調整等簡単な調整をする→アップするという流れを試してみました。
これはこれで、アップはできるのですが、細かく調整していくとやはり時間がボディ内現像よりもかかってしまいました。
単純に露出調整や彩度をあるゲージまで均一に上げればいいわけでもないので細かく調整しないわけにもいかないので、必然的に時間のかかるやり方となってしまいました。
7D2は専用のSDカードを入れて、最新のファームウェアにアップデートしておけばWi-Fi通信が可能であり、またボディ内現像もできる(パターンが少ないのが不満ですが)ので、今まで通りのスピードで速報対応が可能となってます。
もちろん、良いところもありました。やはり軽さは魅力的でしたし、動画撮影機能も優秀でした。無音シャッターもいい機能だと思いました。
しかし、D4sや1DX2に比べてバッテリーの減りは早かった(当然ですがw)ですし、
私の欲しい望遠域をカバーするとそれなりにシステム全体の重量は重くなってしまいます。
大きく上げると望遠と速報性という私にとってかなり優先順位が高い機能に不満を持ってしまったところが決め手になりました。
これはあくまで私のケースだからであって、α9自体は特に何も考えずにシャッターを切ってもそれなりに良い写真を撮ってくれます
(これは各社のフラッグシップ機であれば当然ですが)。
しかし、私の用途としては望遠と速報は7D2と150-600の組み合わせで十分役割を果たしてくれます。
唯一、暗所での撮影でISO感度を上げなければならなくなった場合が不安ではありますが、それは行く現場の取捨選択をするなりで対応していくしかないのかなと思ってます。
また、最近動画も撮りだしているのですが、7D2と2470の組み合わせではAF音がカタカタいって耳障りなのと、バリアングル液晶ではないので撮影状況が確認しづらいのがネックでしたが、PanasonicのGH4とOLYMPUSの12-40PROを導入したことで、動画に関しての不満は解決しました。バリアングル液晶もついているし、AF音もしない快適な動画撮影が可能となりました。
さらに外出持ち出して写真撮影も試してみたところ、動体ではなく静止画であれば問題なく使える画が出てきたので、あまり重い機材を持ちたくない場合とメイン現場ではない場合は十分対応できる組み合わせかなと、現時点では感じています。
2017/08/06 Lovin&S 愛結c 『第一回 パンダ広場盆踊り大会』@ 御徒町南口駅前広場 #こうず撮影 #ラヴィンズ pic.twitter.com/dzcWVmnHCJ
— こうず (@kouzu3) 2017年8月6日
それぞれの機材についてはまた別で書いていければと思っています。
とりあえず今回は以上で。