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いらない失点【アルビレックス新潟VS京都サンガ】

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ども、こうずです。

  

 

京都相手に3-1での勝利。

つくづく福岡戦での敗戦が悔やまれますね…。

J2も残り4試合。アルビが残り試合すべて勝って得られる勝ち点は12。

となると今年のリーグ戦での最大勝ち点は67となる。(38節終了時点で勝ち点55なので)

 

プレーオフ圏内は6位以内だ。今6位にはファジアーノ岡山が勝ち点63で位置している。7位が京都サンガの62。8位が水戸ホーリーホックの61。9位にヴァンフォーレ甲府が59。

アルビは11位だ。

得失点差ではアルビに有利な状況なので勝ち点で68を超えられてしまったときに可能性が消滅する。

となると岡山には残り4試合で11分け以上の成績を収められるとアウトだ。11分け2敗でジャスト67。

京都には12分け以上の成績を収められるとアウトだ。12分け1敗そこでジャスト67。

水戸には2勝以上の成績を収められるとアウトだ。22敗でジャスト67。

甲府には22分け以上の成績を収められるとアウトだ。22分けでジャスト67。

 

あえてこのように書いているのは、いかに絶望的な状況であるかということである。

 

シーズン通して取りこぼしが多かったように感じている。特にその要因はGKのミスによりものや強度不足によるものが大きいと改めて感じている。

他クラブの優秀なGKであればスーパーセーブしているようなものもあっさりと失点してしまったことがやはり大きいと思う。GKの能力で勝ち点10は違うと個人的には思っている。少なくとも今シーズンは特に。

 

さて、試合を振り返ると堀米とシルビーニョの動きの良さが目立った。

特に堀米は前節で福岡の石原にことごとく止められた鬱憤を晴らすかのような躍動ぶりだった。攻守に光っていた。

 

シルビーニョもその技術力の高さとチームの戦術がフィットしてきたように感じる。連携面も含めて。

 

 

一方、やはり失点シーンは不要だった。大武の足に当たったとはいえGK大谷が身動き取れない様子を見て改めてがっかりした。前節の福岡戦をを見たサポーターなら理解してくれる人もいるとは思うが福岡のGKセランテスならあの程度のシュートであれば止めていたはずだ。

 

京都の一美が途中出場で入ってきたときに積極的にシュートを打ってくるタイプだという分析は事前にできていなかったのであろうか?できてなかったとしたら能仲さんの分析不足を疑ってしまう。できていたのであれば周知できていないスタッフ陣全員の問題だろう。周知していたが大谷が失念していたのであれば不老GKコーチとさらに大谷個人が批判されるべきである。

 

吉永監督が以前、試合後のインタビューで「失点はある程度覚悟していました」と話していたことがあるが、チームとして「1失点も許さない」そういう気持ちがDF陣からしか感じられないのが歯がゆい。マイケルと大武、そして堀米はよく頑張っている。気持ちも感じられる。

本来GKが止めるべきところもDFが身体を投げ出して止める場面も特にマイケル加入後の試合ではよく見るようになった。

やはりGKの強かは喫緊の課題だ。強化部にはたとえばセランテスとカミンスキーを獲得するくらいの気持ちで強化に当たってほしいのが個人的な願望である。それと同時にやはりスタッフ陣も失点を許さない気持ちで指導してほしい。入れられた分取り返すという昔のガンバ大阪のようなサッカーを体現するにはまだまだのクオリティである。

 

ただ、中盤でのパス回しがうまくいくようになってきた。秋山君がスタメンに入ったのも大きいかもしれないが、1度秋山君のミスで相手のチャンスになりかけたシーンがあった。マイケルがストップしたからよかったものの、致命的なミスになりかねなかった。やはり守備面では不安が残る。

決して高木も守備がうまいか?と問われるとそんなことはないんだが、彼は気持ちで球際激しくプレーすることができるのでうまくカバーできている。高木はケガなのだろうか?やはりボランチに高木がいないと物足りなさを感じる。秋山君もルーキーとしては十分すぎる活躍ではあるんだが。

 

 

この日は京都の調子が今一つだったようにも思う。これが京都の本来の実力だとは思っていない。おそらく相性もあるのだろう。マイケルと大武のところで思いのほかハイプレスにこられてもきちんとボールを捌ける点で相手のリズムが崩れたと感じている。

 

また、横浜や愛媛や福岡のように徹底的なレオナルドシルビーニョ潰しにはこなかった点も大きい。あの二人が思いのほかボールにタッチできたのは勝利の要因のひとつだと思う。

 

対策されなければそれなりに強い。しかし対策されてしまうとめっきりダメなのが今年のアルビだ。また勝った次の試合や、格下相手にはあっさり負ける傾向がある。

 

これは兼ねてより書いてきたメンタル的な問題が大きいように思う。繰り返しになるが、本人たちはそうは思っていなくても潜在的には格下や勝った後に弛んでしまうのだろう。それで取りこぼした試合、負け試合を引き分けに、引き分けを勝ちにしていれば今頃まだ希望が持てた順位にいたはずだ。

 

早川の右サイドよりは個人的には新井の方が良いように思う。ここ3試合、早川がスタメンだが縦への意識が新井の方が高い点に個人的に好感を持っている。

早川はどちらかというとバックパスが多い。これはマイケルと大武だからそこまでピンチになる場面は少ないがリスクではある。特にハイプレスを志向するチームであればなおさらだ。

秋山と戸嶋を経由してサイドを攻めるとか、シルビーニョやレオナルドに預けてサイドを攻めるとか、そういう攻撃的な可能性は新井の方が感じることが多かった。早川も攻撃参加はするにはするんだが、相対的に最近の試合では左サイドからの攻撃が増えているか、右サイドでも新太単独の場合が多いので右SBの攻撃参加に物足りなさを感じている。

白血病から復活して個人的にはとても応援しているし、以前受けたファンサービスの対応もとても丁寧だったので好印象はあるんだが、忖度なしでフラットに分析するとやはり攻撃の面で新井に軍配があがるように思う。加えて守備に難があるわけでもないのでなおさらだ。

 

戸嶋がもっと攻撃に絡み、最後のパスやトラップやシュートでミスらなければもっと頼りがいのある選手になるのになぁと今シーズンはたびたび感じる。

数試合に1回、覚醒したかのようにプレーがキレッキレな時があるんだが、大部分の試合では必ずどこかの場面で凡ミスをしてしまう。ミスはしょうがないとしても決定的なシーンでのミスはもったいなく感じてしまう。うまくチャンスの形が作れてその輪の中に戸嶋がいるのにだ。

 

あとはレオナルドについて少し。現在J2得点王の彼にはおそらくJ1チームからアルビ以上の好待遇でのオファーがシーズンオフに届くはずである。

彼を引き留められるかどうかはフロント次第だが、彼が今J2の得点王でいるのは「アルビの選手だからだ」と感じてもいる。

何かあればレオナルドにボールが行くし、PKキッカーだってレオナルドだ。それが他のクラブでも同様の扱いをしてもらえるかは別であると考える。

もちろん技術的にも個の力はあるが、彼のためにシルビーニョや至恩や新太が汗をかき献身的にプレーしているのを忘れてはならない。

決定力は天性のものだとは思うが周りのサポートが無ければ天性だけでは点は取れない。サッカーとはチームプレーだ。

 

もちろん来年もレオナルドにはアルビにいてほしいところだが、彼に依存しすぎてほかの選手が点を取れないのは長期的なチーム作りを考えるとそこまで好ましくもない。

今までのようにブラジル人頼みの路線を継続するのであれば全く問題ないんだが、吉永監督のサッカーは今までのアルビの十八番であるハイプレスショートカウンター&外国人頼みのサッカーとは毛色が異なる。

チーム全体でパスをつなぎ、時にはロングパスも活用しながらサイドを中心に時には中央突破も交えていろんな攻撃の形を展開している。フィニッシャーが今はレオナルドなだけで堀米と至恩の左サイドはJ2屈指。シルビーニョ、高木(最近だと秋山か)の縦のラインはいつだって相手の隙を狙っている。

マイケルと大武のロングフィードもJ2の中では精度の高い部類に入る。

そのような今の攻撃のバリエーションを考えるとレオナルド以外の選手の得点の少なさに物足りなさを感じてしまう。

 

そこが吉永監督のイマイチなところの一つでもある。詰めが甘いというか。

 

次は栃木、岐阜、大宮、長崎と続く。全勝する可能性は30%くらいかなと思っている。

GKのクオリティが高いチームには特に気を付けたい。岐阜のヤンオレジーバースも大宮の笠原もJ2屈指のGKだ。注意すべきだろう。

 

とにかく勝ちつづければ可能性は残る。

 

しかし現実的には来季J22位以内になんとしても入るということを考えるのがセオリーだとも思う。特に編成が気になる。

   

 

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